奈央の社葬情報発信

地方によって異なる葬儀の特徴と風習

2020年10月30日
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葬儀は地方によって、風習やマナーが違う事が多いです。火葬は告別式終了後に行う後火葬が一般的ですが、通夜や告別式の前に行う前火葬を執り行う地方もあります。前火葬は東北地方で執り行われる事が多く、青森県、秋田県では通夜の前に火葬を行うエリアもあります。

福島県では前火葬を行う所、後火葬を行う所が混在しています。前火葬を行う場合、通夜又は告別式の際は、骨壺を祭壇に安置して式を執り行う事になります。通夜は東日本と西日本で若干違っており、東日本では通夜振る舞いと呼ばれる会食を行う地方が多いですが、関西ではこの会食を行う所は少ないです。

関東地方等で行う通夜振る舞いは、通夜の後に親族だけでなく一般弔問客にもオードブル等の大皿を振る舞います。関西では、通夜の後は親族のみで会食する事が殆どです。出棺の際、岩手県では故人があの世でもお金に苦労する事が無い様に、柩に100万円や1000万円等と金額を書いた紙をいれる風習が残っています。

西日本では、故人がこの世に未練を残さずに迷う事無く成仏させる為に、茶碗割と呼ばれる儀式を行う所が多いです。茶碗割は故人が生前愛用していた茶碗を、出棺時に落として割る儀式です。全国的に農村部では、鳥や魚を放つ放生と呼ばれる儀式を行う所もあります。

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