奈央の社葬情報発信

寝ずの番で一晩中お泊りで付き添うケースも

2021年05月17日
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訃報はいつも突然のことですが、家族や親族は慌てて駆けつけることになります。お通夜を無事に終わらせていったん帰宅できれば良いですが、場合によってはそのままお通夜の後に葬儀場に宿泊するケースも実は少なくはありません。

大事な人との別れは辛いですが、最後の時間を共に過ごせるのはお通夜が終わってから明け方までの間です。すると最後の貴重な時間をできるだけ、大切な故人と過ごしたいと希望をする人もいます。喪主をはじめとして家族などの遺族も、繋がりの濃かった親族なども長く一緒にいたい気持ちから、葬儀場にお泊りするといったパターンです。

お葬式を出すまでの間は、ろうそくやお線香に火をともしておきますが、この日を消してしまわないようにする風習も日本にはあります。それが寝ずの番と呼ばれること、線香番と言われたりすることもありますが、火を耐えさせないためにも大事な役割です。

夜通し朝が来るまで火を消さぬように、ご遺体の近くでずっと番をしている目的もあるので、宿泊施設を伴う会場は少なくはありません。とはいえこの寝ずの番に関しては、昔は必ず行っていましたが、その風習は今では絶対的ではなくなっています。

一晩中ろうそくやお線香の火をつけておくと危ないという安全面もあるためですが、寝ずの番ではなくても宿泊をする事は可能です。

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